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実験施設の社員、サルから異例の「Bウイルス病」感染…直接の接触なし

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 鹿児島市は28日、医薬品研究開発会社「新日本科学」(本社・東京)の同市内にある動物実験施設で、社員1人がサルとの直接接触で感染する「Bウイルス病」を発症したと発表した。厚生労働省によると、国内で人への感染が確認されたのは初めて。

 Bウイルス病は、サルにかまれたり体液に直接触れたりすることで感染する。潜伏期間は2~5週間で、発熱やまひなどを引き起こし、重症の場合は神経障害が残る。

 同市などによると、社員は実験業務の補助を担当。2月に頭痛や発熱を訴えて医療機関を受診したが原因が特定されず、8月末に別の医療機関で遺伝子検査を受けた。今月上旬に感染が判明し、医療機関が感染症法に基づき市に届け出た。空気感染はなく、市は「感染拡大の恐れはない」としている。市や同社は社員の容体や性別、年齢を明らかにしていない。

 Bウイルス病には、有効な治療薬があるが、人への感染はまれで、世界でも50例ほどしか確認されていない。社員は実験用のサルに直接触れる機会はなく、かまれたりひっかかれたりした痕はなかった。

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