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数独を一緒に楽しむ

四朗

 昨年の六月に、最愛の妻を亡くし悲嘆に暮れる日々が続きました。旧友七名のお陰で忍ぶ会を盛大にして頂きました。当日はかつての教え子やそのご父兄が五百人参集して、亡き妻の冥福を祈って頂きました。
 妻がお世話になっていたデイサービス事業所にお世話になることにしました。おとなの学校と言う教材を使って、職員さんが話を進めていくのです。しかし、多くの人を前にした経験がなく、私には不満ばかりでした。質問しての答えは返らず、迷惑そうな態度でした。
 四十年以上教職に携わっていたので、所長さんの許可を得て、数独の手ほどきをすることにしました。私の予想を遙かに超える、高齢の人々の目が輝く盛況でした。それまで眠そうにしていたお婆ちゃんが、帰りには数独問題を大事そうに待って帰り、楽しみが見つかったと楽しそうです。家のでは孫たちとも一緒に考えるようになったと言います。
 生きがいとは、人様と一心不乱になる時間を共有することではないかと思います。

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四朗

3回の定年

本業の定年は、六十歳になった3月31日、再雇用の定年?が六十三歳の3月、家内の事業所の事務職を七十七歳まで。その後が趣味の生活。少年時代から憧れていた合唱、姉からはオーでションがあるから無理と言われたいた。アマチュアで十分と考え、いや、楽譜が初見で読めない私は、アマチュアでも大変。テナーでもバスでも十分な声はでない。結経重低音が出ないバスに決まった。よき指導者に恵まれ、練習日の土曜日が待ち遠しい。嬉しいことがあった。音大出のテナーの人と私とで浜辺の歌の2重唱を歌ったときのこと。倍音が聞こえるみごとな演奏だと褒めて戴いた。幾つになっても褒められれば嬉しい。合唱は、生活に潤いと活力を生み出す。また、ご近所の高齢者を集めて「童謡と唱歌を歌う会」を立ち上げ、毎月1回昔を懐かしみながら、歌とおしゃべりに花が咲く。それまで杖を使っていた人が、杖なしで歩けるようになった産物もあった。老人会から補助金がいただけるまでになった歌謡会、頼りにされることが、私を元気にさせてくれる。

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