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乳がん診療の課題(2)病理診断進歩 迷う事例も

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乳がん診療の課題(2)病理診断進歩 迷う事例も

君島さん(右)と病理診断結果について振り返るA子さん(北福島医療センターで)

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 福島市のA子さん(57)は、2018年1月、北福島医療センター(福島県伊達市)で乳がん手術を受けた。翌月、摘出したがん細胞を調べる病理診断の結果を聞いて、その後の治療に悩んでしまった。

 乳がんは、がん細胞のタイプで最適な治療が変わる。〈1〉女性ホルモンの影響を受けるか〈2〉分子標的薬(がん細胞だけに働く薬)に反応する「 HER2ハーツー 」〈3〉増殖のスピードの指標となる「Ki67」――を調べて五つの型(サブタイプ)に分ける。この結果から、ホルモン剤、抗がん剤、分子標的薬の組み合わせを決めていく(表参照)。

 同センターの乳腺外科医君島伊造さんによると、A子さんは、分子標的薬は効かず、ホルモン剤が有効な「ルミナルタイプ」とまではわかったけれど、ホルモン療法単独が基本のルミナルA型か、抗がん剤も併用した方が良いルミナルB型かの判断が難しかった。決め手は「Ki67」の値。高ければB型に、低いとA型になるが、どっちつかずの中間値だった。

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