文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

医療大全

肝硬変

シリーズ

群大 改革に挑む(4)カルテ閲覧 患者に安心感

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック
群大 改革に挑む(4)カルテ閲覧 患者に安心感

父(右)と入院当時のメモを読み返す横山さん。「職員の方たちが皆すごく頑張っているのがよくわかった」と話す(前橋市内で)

 〈入院中のカルテの共有(閲覧)ができます〉

 群馬大学病院には、あちこちの掲示板にこの貼り紙がある。入院患者と家族に「カルテ共有システム」を活用するよう促すものだ。患者に説明が不十分なまま肝胆 すい 外科の高難度手術が行われ、死亡が続発した医療事故を教訓に、今年から導入された。

 このシステムを使うと、患者と家族は入院中、電子カルテを自由に見ることができる。東京都内に住む横山典恵さん(40)は、前橋市の実家の父(66)が今年5月に入院してまもなく登録した。

 父は肝臓がんがわかり、6月に手術を受けた。長年、C型肝炎を患い、薬でウイルスは消えたものの、肝硬変から肝臓がんに進行していた。

この記事は読者会員限定です。

読売新聞の購読者は、読者会員登録(無料)をしていただくと閲覧できます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

「肝硬変」に関連する記事

治療

シリーズ

病院の実力


肝臓がん 進行前は手術・焼灼

 薬物療法免疫治療併用で効果肝臓がんは、ウイルス性肝炎や脂肪肝、肝硬変などを経て発生することが多い。国立がん研究センターの統計では、年約3万7000人がかかっている。読売新聞は6~7月、がん診療連携拠点病院など1…

病院の実力で「肝硬変」を見る