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正常と異常の狭間について考える 心療内科

寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受

心療内科学会に来ています。
珍妙内科学会と言ってもいいくらい、一般常識や一般医学とかけ離れた症状や人間模様などとの関連の症例を目にします。
しかし、心身の物質と機能連環を学び、画像診断の知見などと併せ持って考えると違う側面も見えてきます。
今後、関連他科との共同研究においてシェアを大きくすると考えられます。

一般論としては、心理社会的背景の関与のある症状をターゲットにしている科ですが、心も体も全く病んでいない人、何も偏りがない人はこの世にいないので、学ぶことは自分の過去や未来の一部と向き合う作業にもなり、専門外の医師にも重要だと思います。
また、標準治療非著効例と向き合うのにもヒントになります。
エビデンスのデータや解釈の不完全性が、難解症例であり、個人と社会は様々な形で繋がっているのですから、別の切り口や微細な情報が突破口になる事もあります。

つわりが異常か正常かは人により考え方も違うのでしょうが、体内に胎児が発生し成長することによる代謝の変化が大きいでしょう。
特に若い頃から運動習慣のない女性からすれば、代謝の余力や変動への耐性が少ないので、心身への相対的な負担は大きくなると思います。

逆に言えば、そういうご経験から、栄養運動睡眠の習慣や医療体制改善の啓発活動に動いていただければとは思います。
事実や真実と個人や組織の願望にはいつもギャップがありますが、ある程度分かり合おうとしないと、改善されるわけがありません。

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