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リハビリ新潮流(4)良い装具と運命の出会い

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リハビリ新潮流(4)良い装具と運命の出会い

医師の沢田さん(左)に付き添われ、義肢装具を使って歩く練習をする片山さん

 「やっぱり歩きたい」

 大阪府門真市の片山住子さん(72)が、ポリオにかかって両脚が不自由になったのは3歳の頃。以来、車いす生活を続けてきた。5年前、スペインの教会で祈りをささげていたときに、忘れていたはずの願いが浮かんできた。

 幼い頃は、脚が不自由ということで家族から人一倍大切にされてきた。「歩きたいって言うと悲しむかな」と、本当の気持ちを胸にしまった。その後、何度か義肢装具を着けて歩こうとしたものの、力が脚にうまく伝わらず、立つことさえできなかった。「この脚に装具は無理」と言われたこともあった。

 結婚や子育てで忙しくなると、いつしかそんな思いも忘れていた。ただ、歩きたいという思いを“再発見”すると、じっとしていられなかった。テレビでロボットスーツを見ると、装着するため茨城県つくば市に駆けつけた。「歩くってこんなんなんや。やっぱり景色も違うなぁ」。気持ちはさらに強まった。

 「でもロボットスーツをずっと着けているのは無理。歩けるようにしてくれるところを探さんと」

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