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肩や膝「石灰沈着」で痛み

 2年ほど前から頻繁に肩や膝、足首などが痛み、整形外科で「石灰沈着」と告げられました。薬で改善しましたが、原因は分かりませんでした。予防法はないのでしょうか。(72歳女性)

偽痛風なら抗炎症薬が有効

玉井和哉 東都文京病院副院長(東京都文京区)

 カルシウムとリンが結合すると、石灰になります。体の中でも起こり関節に沈着するのは珍しくありません。問題になる代表的なものは「ピロリン酸カルシウム」と「炭酸アパタイト」です。

 ピロリン酸カルシウムは、中高年の関節軟骨や半月板などに沈着することが多いです。エックス線写真では、白く細かい斑点状に見えます。膝や肩、足首、手首などによく出ます。

 無症状のケースも目立ちますが、急に強く痛むことがあり、「 偽痛風ぎつうふう 」と呼ばれます。石灰が関節にこぼれ落ちて強い炎症が起こるもので、抗炎症薬の服用が有効です。関節の水を抜いたり、炎症を抑えるステロイド薬を注射したりする治療が必要なこともあります。質問者は、偽痛風の発作を繰り返しているのではないかと思われます。

 炭酸アパタイトは、関節周囲の けん に沈着することが多く、エックス線写真では白い塊に見えます。炎症を起こすと強く痛み、「石灰性腱炎」と呼ばれます。中年女性の肩関節によく起こります。ピロリン酸カルシウムの時と同様に、抗炎症薬やステロイド薬を使う治療や、沈着物を注射器で吸引する方法もあります。

 どちらの場合も予防法は確立されていません。1~2週間で症状は落ち着くことが多いのですが、痛みを感じたら早めに整形外科を受診されることをお勧めします。

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