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娘が52歳で小麦アレルギー

 52歳の娘が今年に入り突然、小麦アレルギーになりました。これまでずっと健康だったので心配です。アレルギー外来などを受診すればよいのでしょうか。生活上で注意すべき点も教えてください。(80歳女性)

化粧品や日用品確かめる

矢上 晶子 藤田医大ばんたね病院総合アレルギー科教授 (名古屋市)

 成人の小麦アレルギーといえば、「小麦依存性運動誘発アナフィラキシー」があります。パンやパスタ、ラーメンを食べた後に運動して、全身のじんましんや呼吸困難が起こります。重症ならば、アナフィラキシーショックという危険な状態になります。

 ある日突然、発症します。原因はわかっていません。血液検査や皮膚テストでアレルギーの有無を確認できます。小麦の摂取後、非ステロイド系鎮痛薬を使ったり、アルコール飲料を飲んだりしても同様の症状が出ることがあります。

 10年ほど前、小麦由来のたんぱく質「加水分解コムギ」を成分とする 石鹸せっけん によるアレルギーが社会的な問題になりました。この成分が皮膚や粘膜から入って、アレルギー症状を引き起こしました。

 患者の多くが成人女性で、小麦製品を摂取した後、家事などで軽く動いた後に、まぶたが大きく腫れたり、アナフィラキシーショックになったりしていました。大抵は、原因となった石鹸を使わなくなると、小麦製品を摂取できるようになっています。

 質問者の娘さんは、使ってきた化粧品や日用品に加水分解コムギなど小麦の成分が入っていなかったかを確かめましょう。その上で、使用の有無にかかわらず、アレルギーの専門医を受診してください。

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