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松丸奨の「おとなの給食アレンジレシピ」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

さっぱりレバニラいため

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 小学校栄養士の松丸奨です。今日は、ご飯にぴったりの健康レシピ「さっぱりレバニラいため」のご紹介です。

 栄養価が高く、ぜひとも食べてほしいレバニラいため。町の中華屋さんでも人気のメニューですが、塩分と油分が気になります。手作りでこそ味の調整ができるので、ぜひ、おうちで作ってほしいレシピ。豚レバーは安価なところもうれしいポイントです。

 油で揚げずに、いため揚げにして、塩分は薄味設定にする。レバーは、味の強い部位なので、薄味にしても十分味わえます。独特の臭みが苦手、という方には、牛乳に漬けるのが有効です。牛乳が臭みを吸着してくれます。少し多めの油でいためたら、キッチンペーパーで油を拭き取ると、カロリー減にも役立ちます。

 また、レバニラの「ニラ」には、疲労回復やスタミナアップに有効な硫化アリルが含まれています。硫化アリルはビタミンB1と組み合わさることで結合し、力を発揮します。殺菌、抗菌作用や脂肪燃焼効果もあります。季節の変わり目で体調を崩しやすい時期です。ニラとレバーを食べておいしく健康的に過ごしましょう。

[作り方]

(1) 牛乳にレバーを漬け込み、臭みを抜く(約20分)。ハクサイとニンジンとニラと紫キャベツは短冊切りにする。

(2) 水気を切ったら、片栗粉で衣をつけ、180度の油でいため揚げする(レバーは薄切りなので火の通りが早い)。

(3) レバーに火が通ったらキッチンペーパーで油を拭き取り、レバーもいったん取り出す。

(4) 強火にして、残り油で野菜をいため、火が通ったらレバーと(A)の調味料を入れて完成。

 (レシピ作成 栄養士 松丸奨)

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matsumaru-susumu_prof

松丸奨(まつまる すすむ)

 管理栄養士 栄養教諭 フードコーディネーター

 1983年千葉県生まれ。専門学校卒業後、栄養士として千葉県内の市立病院に勤務。2009年より小学校で勤務。給食の献立作成や調理指導、食育の授業などを行っている。2013年には、実際に提供されている給食のおいしさなどを競う「全国学校給食甲子園」(第8回・応募総数2266校)で優勝。ドラマでの給食の監修・調理指導など担当。テレビなどのメディア出演も多数。塩分が控えめで、だしや味付け、彩りにこだわったレシピ作りに励んでいる。著書に、「日本一の給食メシ 栄養満点3ステップ簡単レシピ100」(光文社)「ママと子の「ごはんの悩み」がなくなる本」(サンマーク出版)「日本一の給食レシピ 子どもがすくすく育つ」(講談社)

Instagram:https://www.instagram.com/matsumaru.susumu/
ブログ:小学校栄養士 松丸 奨のブログ

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