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80歳 肺の影大きく

 6年前から肺に影があると指摘されています。元気に過ごしていますが、今年1月、腫瘍マーカーの値が少し高く出て、影も大きくなっていると言われました。年齢を考えると、がんだった場合、手術すべきかどうか迷っています。(80歳女性)

がん10ミリ超 手術が一般的

笠原寿郎 金沢大学病院呼吸器内科臨床教授(金沢市)

 一般的には、画像の検査で影が大きくなっていて、他の臓器に異常がないなら、転移ではなく、肺でできた原発性のがんの可能性があり、さらに細胞や組織を取って調べる詳しい検査をします。

 もし、腫瘍が小さいなら、検査と治療を兼ね、腫瘍を全部取ってしまうこともできます。

 肺がんだった場合、主な治療法は、手術、放射線、薬物療法の三つです。がんのタイプや進行度、体の状態などで決めます。進行していたり、全身状態が悪かったりすれば手術は難しくなります。

 がんのタイプで多少異なりますが、一般的には、画像から、がんの直径が10ミリを超えていれば手術を勧め、10ミリ以下なら経過をみます。

 最近は、背中やわきに小さな穴を数か所開けて、器具を入れる 胸腔(きょうくう) 鏡手術もあります。糖尿病や別の肺疾患など大きな合併症がなければ、80歳でも十分、受けることができます。

 合併症があっても、切除する範囲を小さくするなどの工夫で手術も可能になります。体が手術に耐えられるかどうか、さまざまな検査があります。

 手術をするかどうか、十分な検査を受けて決めることが重要です。まずは、担当の医師に、今後、どんな検査をすればよいかなどをよく相談してください。

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