松丸奨の「おとなの給食アレンジレシピ」
健康・ダイエット・エクササイズ
ハタハタの空揚げ
小学校栄養士の松丸奨です。今日は、うま味が強い“極上の味”、とてもおいしいお魚レシピ「ハタハタの空揚げ」のご紹介です。
ハタハタは下ごしらえのいらない魚です。うろこや内臓の処理をしなくても食べられるので、とても手軽な魚なのです。脂ののりが非常に良く、うま味と満腹感を得られるので給食でも人気のお魚。その強い脂ゆえに、焼き魚にすることが多いのですが、魚の見た目が少し苦手、という人のことも考えて、給食では空揚げにしています。カリカリの空揚げにすることで食べやすさもアップしています。
そんなハタハタには、多価不飽和脂肪酸と言われる良質な油が含まれています。その中にあるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳や血液の流れを健康な状態に保つのに効果的な栄養素です。人が作り出すことのできない貴重な栄養素を含んでいますので、積極的に食べていきたい魚ですね。
ハタハタが取れる時期は長いですが、おいしいのは冬。ということで冬は若干値上がりする傾向にあります。そこで、おすすめはまさしく今の秋。値段も落ち着いていて、さらに卵付きのものも多く、一層楽しむことが出来ます。焼いても揚げてもおいしいハタハタを楽しみましょう。
[作り方]
(1) ハタハタに塩、コショウで下味をつける。
(2) 片栗粉で衣付けをする。油を鍋に入れて180度に加熱。
(3) ハタハタをこんがりキツネ色になるまで揚げれば完成。
(レシピ作成 栄養士 松丸奨)
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