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パッククッキングでパン粥…災害時、湯せんで加熱調理

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支援物資でできるアレンジメニュー

 こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 今回も災害時の支援物資でできるアレンジメニューのご紹介です。前回紹介した、冷たいおにぎりと同様、パサつく菓子パンも高齢の方には食べにくいものです。そこで、菓子パンと牛乳を使い、パッククッキングでパン (がゆ) を作ってみました。

 このレシピで使用する「ロングライフ牛乳」(LL牛乳)は通常の牛乳と異なり、製造工程と紙パックを工夫することで、常温で約2か月程度の賞味期限が保たれます。災害時に不足しがちなたんぱく源としても活用できるので、普段から常備しておいてもよいですね。このように普段の食事に利用する食品を備蓄食料として、日常で使った分を買い足し、常に備蓄のある状態にしておくことを「ローリングストック」といいます。

 また、災害時には、食べるものが限られていたり、食欲不振となり、体重が減ることも多くあります。体重が減ると体力が落ちるだけでなく、歯茎が痩せることで「入れ歯が合わなくなる」場合もあり、それが原因でうまく食べられなくなってしまう方もいます。

 非常時には、食べる機能に応じた食事の提供が難しくなる場合もありますが、少しでも食べやすくする方法を知っていることで食べられる人が増えるかもしれません。

[作り方]

(1) 菓子パンは3~4等分にちぎる。

 

(2) ポリ袋に、(1)の菓子パンと牛乳を入れる。

 

パンと牛乳を混ぜ合わせるように袋の外側からもむ。空気を抜きながら袋の上のほうで口を結ぶ(加熱する際、ポリ袋の中の空気が膨張するため)。

左のポリ袋です

左のポリ袋です

(3) 沸騰した湯に(2)のポリ袋を入れ、沸騰した状態で約15分加熱する。この時、耐熱皿を鍋底に敷き、ポリ袋が鍋につかないようにしましょう。

カセットコンロでもできます

カセットコンロでもできます

(4) やけどに気をつけながらポリ袋を湯から取り出し、5分程度蒸らす。あれば果物の缶詰やジャムをのせる。

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

 (レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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