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医療・健康・介護のコラム

[女優 シルビア・グラブさん](下)健康オタクの夫は模範例 「素敵なおばあちゃん役で死ぬまで舞台に」

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[女優 シルビア・グラブさん](下)健康オタクの夫は模範例 「素敵なおばあちゃん役で死ぬまで舞台に」

舞台後のお酒でストレス発散

 ――お酒が大好きだとうかがっています。

 言い訳に聞こえるかもしれませんけど(笑)、1日の舞台が終わった後って、アドレナリンが出まくっているというか、家にそのまま帰っても寝られないんですね。共演している仲間や見に来てくださった方と一緒にお酒を飲みながら、という流れになります。

 舞台の話をする時もあれば、しない時もあります。そこでクールダウンすることで、舞台の熱を冷ます感じでしょうか。言い訳に聞こえますよね(笑)。そうやってストレスを発散して、また次の日の公演に臨むという繰り返しです。

――どんなものを召し上がる?

 本番をやっている間は肉系が多いですね。脂身は避けて赤身ばっかり。炭水化物は取りすぎないとか。気をつけていますね。

 みんなで飲んでいると、締めにラーメンを食べに行こうという話によくなるんですけど。それだけは、絶対行かないです! ラーメン怖い。飲んだ後のラーメンはおいしいのが分かっているから。ストイックな生活は、夜中のラーメンとの闘いですね。

――来年の舞台の予定も、すでにいくつか発表されていますね。年明けには「メアリ・スチュアート」でエリザベス1世の役を、夏には「ショーガール」の再演も。

 実は、エリザベス1世は以前に朗読劇で演じたことがあって、まさかそれをお芝居でもやることになるとは、思ってもいなかったんですけど。ショーガールの再演も楽しみにしています。

年齢にあらがわず

――これからどんな役を演じていきたいですか。

 自分としては、これまで逃してきた役もたくさんあると思っています。ある程度の年齢になってしまうと、もうさすがに無理というか、やりたかったけどできなかった役もあります。20歳代、30歳代の頃と違って、演じられる役の枠というのは年齢とともに確実に少なくなっていきます。そこで、いかに生き延びていくために自分を保っていけるかが、課題だと思います。60歳になっても、70歳になっても、100歳になっても、できることなら死ぬまで舞台に立っていたいです。

 とにかく健康で、 素敵(すてき) なおばあちゃんの役を演じたいと思います。年齢にあらがったところで、若い娘の役ができるわけではないから。そこは上手に年をとって、素敵なおばあちゃんの役を演じられるまで舞台に立ち続けたいと思います。

女優 シルビア・グラブさん

シルビア・グラブ
 1974年生まれ、東京都出身。父はスイス人。ボストン大学音楽学部声楽科卒。ミュージカルなどの舞台を中心に活動し、2008年には「レベッカ」で菊田一夫演劇賞、12年に「国民の映画」で読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。夫は俳優の高嶋政宏さん。次回公演「50Shades!~クリスチャン・グレイの歪んだ性癖~」(主演・浜中文一さん)は、11月15日から東京、大阪、福岡で上演(※15歳未満、中学生以下は入場不可)

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