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医療相談室

前立腺がん

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64歳 抗がん剤に不安

 2年前に前立腺がんの全摘手術をしました。がんは骨に転移し、ホルモン療法を続けてきました。前立腺腫瘍マーカー(PSA)の数値は6前後で、主治医から抗がん剤を使った治療を勧められましたが、副作用が不安で迷っています。(64歳男性)

副作用 通常は問題なし

大家 基嗣 慶応大学病院 泌尿器科教授 (東京都新宿区)

 前立腺がんは男性ホルモンの作用で大きくなります。この働きを抑える薬を使った治療を「ホルモン療法」と呼びます。精巣から分泌される男性ホルモンを、注射薬でほとんどなくすことができます。

 効果が高い一方で、効かなくなることがあります。この状態を「去勢抵抗性前立腺がん」といいます。さらに骨に転移した場合は、放射線を出す注射薬ゾーフィゴや、飲み薬タイプの新しいホルモン薬であるイクスタンジまたはザイティガを使います。

 おそらくこの新しいホルモン薬の効果が薄れてきたので、主治医が、抗がん剤を提案したのでしょう。

 結論としては、抗がん剤治療をお勧めします。きちんと治療するには、ホルモン療法と抗がん剤を組み合わせることが重要だからです。

 PSAが6前後の今が始めるのに良い時期です。ドセタキセルを点滴します。様々ながんに使われている抗がん剤です。3週に1度、外来の化学療法室で行うことが多いです。

 全身のむくみや食欲不振、便秘や下痢などの副作用が起こることもありますが、60歳代で日常生活を普通に過ごされているならば、問題なく治療を受けている方が多いです。

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