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医療相談室

稀発月経、頻発月経

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生理の出血量が多く苦労

 35歳の娘は、生理痛に加え、出血量も多く、月の1週間は生活するのにも苦労しています。貧血の薬も飲んでいます。子どもが2人いて、もう妊娠を望んでいません。子宮を摘出する手術を検討した方がよいでしょうか。(70歳女性)

子宮の手術や薬物療法

甲賀かをり 東京大学産婦人科准教授(東京都文京区)

 生理の出血量が多い「過多月経」は、子宮筋腫など子宮に病気がある場合と、ホルモンの分泌や血液に異常がある場合が考えられます。まず超音波や血液検査などで原因を探します。

 対策は原因により異なりますが、大きく分けて手術療法と薬物療法があります。

 手術療法には子宮の摘出か、子宮筋腫など病変がある部分だけを切除して子宮を残す方法があります。最近は、マイクロ波で、子宮内膜を焼く方法( 焼灼(しょうしゃく) 術)も広がっています。

 薬物療法は、低用量ピルや、閉経に似た状態にするホルモン療法のほか、止血剤などです。子宮にホルモンを出す器具を入れる方法もあります。子宮動脈をふさぐカテーテル治療( 塞栓(そくせん) 術)もあります。

 質問者のお嬢さんのように、妊娠を望まないなら、子宮摘出で根治が望めます。月経はなくなりますが、卵巣を温存すれば、ホルモンバランスは影響を受けません。子宮を摘出したくない場合は、焼灼術や塞栓術が選択肢でしょう。

 なお、妊娠の可能性を残したい場合は、薬物療法などで経過を見ます。

 いずれにしても多くの選択肢があります。主治医とよく相談して、納得した上で治療法を選びましょう。

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