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車酔いはなぜ起こる、予防は?

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空間認識ずれ 脳が混乱

車酔いはなぜ起こる、予防は?
車酔いはなぜ起こる、予防は?

   紅葉の季節。家族でドライブに行きたいんだけど、小学生の息子が車に酔いやすくて……。

  ヨミドック  車酔いには、人間が空間を認識する仕組みが関わっています。

 〈1〉耳の奥にある内耳がつかさどる平衡感覚〈2〉目から入ってくる視覚情報〈3〉手足の筋肉や関節などで受ける刺激――の三つの情報を脳がまとめることで、自分が空間の中でどういう位置にいるのかを把握しているんです。

   ふーん。

   ところが、例えば車内でスマホを夢中で見ていると、目は画面にくぎ付けなのに、体(手足や、耳の奥にある内耳)はあちこちに揺れるので、視覚とほかの二つの情報が食い違ってきます。そうすると、脳が混乱して自律神経の働きが乱れ、頭痛やめまい、吐き気などが起こります。これが、車酔いです。

   どういう人に起こりやすいの? 子どもに多いみたいだけど。

   そうですね。脳が発達段階にある小中学生に多いんです。心理的な面も大きく、不安や悩みを抱えていたり、以前に車酔いでひどい目にあったことを思い出したりすると、起きやすいといわれています。

   予防するには?

   まず体調を整えることです。しっかり睡眠をとり、車に乗る前に食べ過ぎないこと。そして、車に乗ったら、スマホやゲーム機、漫画でなく、なるべく外の景色を眺めるようにしましょう。

 ドライバーもていねいな運転を心がけてください。急発進や急ハンドルなどで同乗者は酔いやすくなります。

   酔い止め薬って効くのかな?

   吐き気やめまいにつながるような神経伝達を邪魔する成分が含まれています。車に乗る30分~1時間前に飲んでください。

 ただ風邪薬やアレルギー用の薬などと成分が重なるので、一緒に服用してはいけません。薬の添付文書をよく読んでください。妊娠の可能性がある人、気になることがある人、高齢者で緑内障や前立腺肥大がある人は、かかりつけの薬局に相談しましょう。

 (竹井陽平/取材協力=堤剛・東京医科歯科大学教授、西沢元仁・日本OTC医薬品協会顧問)

 ヨミドックは読売新聞の医療サイト・ヨミドクターのお医者さんキャラクターです。

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