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医療相談室

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突発性難聴 消えぬ耳鳴り

2年前に突発性難聴になりました。半年ほど薬を飲み、治療は終わりとされましたが、耳鳴りが消えず、つらい毎日です。治療法はないのでしょうか。(69歳女性)

順応療法など苦痛減らす

浦野正美 浦野耳鼻咽喉科医院院長(新潟市)

 突発性難聴は急に片耳が聞こえにくくなる原因不明の病気です。

 治る可能性を高めるには、できるだけ早い段階での治療が重要です。ステロイドの飲み薬や点滴による治療が基本です。血管拡張薬や 末梢(まっしょう) 神経に効果のあるビタミンB12なども使います。

 発症後、3か月程度まで回復の可能性がありますが、それを過ぎると聴力の改善は見込めません。耳鳴りは、一番多い後遺症です。

 従来、耳鳴りの原因は、外から入った音を電気信号に変換して脳に伝える働きをもつ内耳の細胞に支障が出て、正常な電気信号を出さなくなるためとされていました。さらに最近の研究では、脳が正常な電気信号が入ってこないことに反応して、勝手に耳鳴りの音を再現してしまうことも原因と考えられています。

 耳鳴りによる苦痛を軽減する治療法がいくつかあります。抗不安薬や抗うつ薬、カウンセリングなど心理治療のほか、「TRT(耳鳴り順応療法)」も普及してきました。雑音を出す機器などを耳につけてもらい、耳鳴りから意識をそらす音響療法とカウンセリングを組み合わせて行います。

 これらは、根本的に耳鳴りを止める治療ではなく、耳鳴りとうまく付き合っていくことが必要です。

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