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心臓の大動脈に「二尖弁」

 心臓の大動脈に「二尖弁」が見つかりました。検査のモニター画面で見た、血液が逆流している様子が頭から離れません。現在は、特に症状はないですが、手術は必要でしょうか。(74歳女性)

強い逆流は手術必要

泉知里 国立循環器病研究センター心臓血管内科部門心不全科部長(大阪府吹田市)

 全身に血液を送り出す大動脈の弁は、通常は、半月形の膜( 弁尖(べんせん) )が3枚合わさってできています。生まれつき弁尖が2枚だけの状態を、「大動脈二尖弁」といいます。100人に1人くらいの頻度で見られます。

 二尖弁は、必ずしも手術が必要なわけではありません。症状がなく、心臓に負荷がかかっていないようでしたら、定期的な心エコー検査で経過を見ていくこともあります。

 しかし、一部の人では、血液が逆流するようになったり、弁が狭くなってしまったりすることがあります。弁が硬く変化する場合もあります。それに伴い、 動悸(どうき) や息切れ、胸痛などの症状が出てきます。その時は、心エコー検査で詳しく調べ、手術が検討されます。

 質問者は、血液が逆流する様子が気になるとのことですが、逆流があっても、程度が軽く、症状が軽い場合は手術をしないこともあります。逆に、逆流の程度が強く、心臓の負担が大きくなっている場合は自分の大動脈弁を人工弁に取り換える「人工弁置換術」などの手術が必要になります。

 不安なまま過ごすよりも、現在の病状について、循環器の専門医から十分な説明を聞かれる方がいいと思います。一度、受診してみてはいかがでしょうか。

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