文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

[ きょうの健康レシピ ]

エクササイズ・健康・ダイエット

ホウレンソウの卵あえ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 「以前は食べていた野菜を、残すようになった」という話をお聞きすることがあります。そんな時、どのような理由を考えますか? 年齢を重ねたことで 嗜好(しこう) が変わった、食欲がわかない、好みの味付けではない……など様々な原因が考えられますが、もしかしたら、「硬くて食べにくい、歯に挟まるので食べたくない」という場合もあります。

 ホウレンソウなどの葉物野菜は、軟らかいように見えますが、「一般的なゆで方である1分程度」(参考文献『調理のためのベーシックデータ第5版』女子栄養大学出版部、2018年)ではシャキシャキ感が残り、かむ力が低下した方には食べにくい硬さです。ホウレンソウやコマツナは季節によって軟らかさが異なりますが、「少しゆですぎかな」と思うくらいゆでるのがポイントです。また、葉の部分は広がりやすいため、縦にも切り込みを入れておきます。

さ らに、食べやすくするポイントは、口の中でばらけないよう、油脂やとろみのある食材を使い、まとまりのある仕上がりにすることです。今回はマヨネーズ入りのいり卵とあえることで彩りも食感もよく仕上げます。

 より軟らかくしたい場合は、茎の部分は使用せず、葉先のみを使うことをおすすめします。

[作り方]

(1) ニンジンは2mm幅の千切りにして軟らかくゆでたら、水気を切る。

(2) ホウレンソウは茎と葉に分ける。2cm長さに切り、さらに葉の部分は縦に包丁を入れておく。沸騰した湯に、茎の部分から入れ、1分程度ゆで、さらに葉の部分を加えて1分ゆでる。水にとって軽く絞る(ゆで時間は硬さをみながら調整する)。

(3) ボウルに卵を割ってほぐし、牛乳、マヨネーズを加えてよく混ぜる。フライパンに油を引いて熱し、ふんわりとした、いり卵を作る。

(4) (1)(2)をボウルに入れ、めんつゆを加えてよく混ぜ、(3)の卵と絡めるように混ぜる。

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

 (レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

ito3

伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」の一覧を見る

最新記事