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あなたの健康百科 by メディカルトリビューン

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喘息患者がアプリに望む機能とは?

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 最近、さまざまな病気に対して医療用のモバイルアプリケーション(以下、アプリ)が開発、活用されつつある。病気の種類や診療科を問わずより良いアプリを開発するためには、患者のニーズを把握することが必要不可欠である。デンマーク・University of Southern DenmarkのHelle M. Christensen氏は、外来で診療を受けている喘息患者を対象に、喘息アプリに対する評価や今後望まれる機能について調査。その結果を第29回欧州呼吸器学会(9月28日~10月2日、マドリード)で報告した。

外来予約に関する主治医とのやり取りなどにニーズ

喘息患者がアプリに望む機能とは?

 喘息患者は世界で3億人に及ぶと推定される。そのため、服薬状況や病院の受診状況を記録する喘息アプリの市場規模も大きく、日本をはじめ各国でさまざまなアプリが開発されている。

 自己管理アプリを用いることで喘息の症状が改善するという報告も発表されているものの、その性能はいまだ完成の域には達しておらず、患者ニーズを踏まえたさらなる機能向上が望まれている。

 Christensen氏らは今回、呼吸器内科に通院している喘息患者20人に対して面接を実施。外来の喘息患者向けのアプリに対する評価や今後望まれる機能について調査を行った。

 その結果、喘息患者はアプリのツールとして、息を吸い込んでから吐き出すまでの速さ(ピークフロー値)を調べる機能の他、行動計画、自己管理、薬剤の正しい吸入法を担保するものが役立つと考えていることが分かった。さらに、診療スケジュールに関する主治医とのやり取りや外来のネット予約に関し、さらなるニーズがあることが明らかとなった。

 同氏は「患者からの回答は、おおむね”アプリを医療者との連携手段に使った場合、自己管理ツールとして役立つ”との考えを示すものだった」と述べた。(あなたの健康百科編集部)

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