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森本昌宏「痛みの医学事典」

コラム

義母の介護で激痛に襲われた50代主婦…腰痛の原因はさまざま 検査より「鎮痛」を優先

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 「腰痛」は患者数の多さと、痛みによる日常動作の制限、就労困難を生じることから、個人の問題に加えて、社会に与える影響が極めて大きい疾患と言える。事実、わが国では約80%の方が腰痛を経験しているとするデータがある。さらには、腰痛によって労災認定となる患者さんは年間6000人、腰痛を抱えている方の約9.5%が仕事を辞めたり、転職したりしているのである。以前は、高齢者特有の病気、症状と考えられていたが、最近では若年者から高齢者まで満遍なく腰痛に悩まされているのだ。

2か所に腰椎椎間板ヘルニア

 実際に、私の診察室にも、多くの患者さんが腰痛を訴えてやってくる。先日、受診したMさん(50歳代の主婦)は、「腰から右下肢(脚)が痛くて、寝返りもできない」と言った。

 自宅で義母の介護を始めた3年ほど前から同様の痛みを抱えていたが、鎮痛薬でだましだまし様子をみていたという。しかし、3日前、お 義母(かあ) さんを抱き起こそうとした瞬間に激痛が走った。

 レントゲン撮影の後に、まずは腰部硬膜外ブロック(背骨のなかに局所麻酔薬などを注入する)を行い、神経痛の薬である「タリージェ」を処方した。これにより痛みは軽快。後日、MRI(磁気共鳴画像)を撮影したところ、2か所に腰椎椎間板ヘルニアがあった。今後は経過を追いながら、神経根(脊髄神経の根元部分)にパルス波を当てる神経根ブロックなどを行う予定である。

 腰は背骨の基部として体を支え、かつ複雑な関節構造によって可動性を担っている。この機能にアンバランスをきたすと、周囲の神経を刺激して腰痛や下肢の痛み( 坐骨(ざこつ) 神経痛など)を発生する。腰痛は、人類が地上に現れて以来の“永遠の課題”であり、人類が直立歩行を始めたがゆえの宿命だといえる。四足歩行の動物に腰痛はない、はずである(直接聞いてみたことはないが)。

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morimoto-masahiro

森本 昌宏(もりもと・まさひろ)

 大阪なんばクリニック本部長・痛みの治療センター長。
 1989年、大阪医科大学大学院修了。医学博士。同大学講師などを経て、2010年、近畿大学医学部麻酔科教授。19年4月から現職。日本ペインクリニック学会専門医、名誉会員。日本東洋医学会指導医。著書に『ペインクリニックと東洋医学』『痛いところに手が届く本』ほか多数。現在、大阪市北区の祐斎堂森本クリニックでも診療中。

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2件 のコメント

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診断が先か治療が先か?

寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受

確かに、様々な制限で正しい診断ができないケースありますものね。

確かに、様々な制限で正しい診断ができないケースありますものね。

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低周波音過敏症

mame

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1年10ヶ月程前から、一日中ウォーンという音が家の中でも外でも同じように聞こえるようになり、近所を見て歩いたら、家からざっと7メートル範囲の所に10件程エコキュートやエコファームを設置している家がありました。一軒はこちらを向いているエコキュートだったので、防震材のゴムシートを張ってもらい少し楽になったかなと思っていたのですが、最近新しく夜中に物凄く大きな音の低周波が一晩中聞こえるようになり、週に1度か2度なのですが全く朝まで眠れない日が続くようになりました。家の周りは小規模住宅用地で、家が密集しており、いままでも音が聞こえるようになってから冷や汗が出たり、胃腸系の圧迫感、全身倦怠感、イライラ、などがでてきたので、対処療法として、内科医から自律神経失調症の薬とうつ病の薬をもらい、自律神経失調の薬は常用するようになってしまいました。鬱病の薬は、気持ちが落ち込んだときにたまに飲んでいます。脊柱管狭窄症の薬、血圧の薬、便秘の薬、アレルギー性蕁麻疹の薬、高脂血症の薬等も飲んでいて毎日6種類の薬を飲んでいます。薬の量の多さも気になりますが、これから先どうして行けば良いのかと不安になってしまいます。私は平成15年に風邪から中途失調になり、今は人工内耳と補聴器をつけていますが、そこからの耳鳴りではありません。取り留めもなくなりましたが、本当に悩んでしまいメールいたしました。宜しくお願いいたします。

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