文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

Dr.えんどこの「皮膚とココロにやさしい話」

コラム

皮膚科医が手足口病に 手が治ったと思いきや、足の爪がはがれて

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック
皮膚科医が手足口病に 手が治ったと思いきや、足の爪はがれて

 こんにちは。皮膚科医のえんどこです。前回、恥ずかしながら自分が手足口病にかかってしまったという話を書きました。突然の高熱、手足の発疹、そしてあまりの激痛により歩行困難になったこと、そしてとどめに、手の爪が剥がれてきたこと、などなどです。

 「自分もようやく、人の痛みがわかる医者になれたかな?」などと冗談交じりで書いてはいましたが、やはり散々でした。そして、まだ続きがあったのです。手の爪がすべて剥がれ、ようやく終了したと思っていたら、10月に入ってなんと今度は足の爪が剥がれ始めてきました。手の爪がいまだに薄っぺらいため、缶コーヒーや缶ビールのプルタブを開けるのにもひと苦労しているというのに……。「今度は足の爪かよ。いつまで続くんだ……」と現在もひそかに落胆しています。

それにしても、“そのまんま”の病名

 それにしても、手足口病っていう病名、みなさんどう思われますか。“ウソのような本当の病名”といった印象を持たれませんか? 少なくとも、自分はそうでした。発疹の出やすい部位が、手、足、口(口唇、口内、舌)ですので、確かに間違いではないのですが、それにしても“そのまんま”だなあと。

 これは単に、英語の病名を手足口病と訳した昔の皮膚科の偉い先生にセンスがなかっただけでしょ、というワケではなく、実は英語の病名も驚くことに「Hand, Foot and Mouth Disease」といいます。英語での表記がこれでは、もし自分に病名を付ける決定権があったとしても、どう転んでも「手足口病」と名付けるしかないような気がします。逆に言うと、手足口病以外の病名が正直浮かんできません。ある意味、こんなストレートすぎるくらいの病名を名付けた先生には、あの張本さんでも「あっぱれ!」をあげているかもしれませんね(笑)。

1 / 2

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

20190219-kendo-prof200

遠藤 幸紀(えんどう・こうき)
皮膚科医。東京慈恵会医科大学皮膚科講師。乾癬かんせんという皮膚疾患の治療を専門とし、全国の乾癬患者会のサポートを積極的に行っている。雑学やクイズに興味があり、テレビ朝日「Qさま!!」の出場歴も。

Dr.えんどこの「皮膚とココロにやさしい話」の一覧を見る

コメントを書く

※コメントは承認制で、リアルタイムでは掲載されません。

※個人情報は書き込まないでください。

必須(20字以内)
必須(20字以内)
必須 (800字以内)

編集方針について

投稿いただいたコメントは、編集スタッフが拝読したうえで掲載させていただきます。リアルタイムでは掲載されません。 掲載したコメントは読売新聞紙面をはじめ、読売新聞社が発行及び、許諾した印刷物、ヨミウリ・オンライン(YOL)、携帯電話サービスなどに複製・転載する場合があります。

コメントのタイトル・本文は編集スタッフの判断で修正したり、全部、または一部を非掲載とさせていただく場合もあります。

次のようなコメントは非掲載、または削除とさせていただきます。

  • ブログとの関係が認められない場合
  • 特定の個人、組織を誹謗中傷し、名誉を傷つける内容を含む場合
  • 第三者の著作権などを侵害する内容を含む場合
  • 企業や商品の宣伝、販売促進を主な目的とする場合
  • 選挙運動またはこれらに類似する内容を含む場合
  • 特定の団体を宣伝することを主な目的とする場合
  • 事実に反した情報を公開している場合
  • 公序良俗、法令に反した内容の情報を含む場合
  • 個人情報を書き込んだ場合(たとえ匿名であっても関係者が見れば内容を特定できるような、個人情報=氏名・住所・電話番号・職業・メールアドレスなど=を含みます)
  • メールアドレス、他のサイトへリンクがある場合
  • その他、編集スタッフが不適切と判断した場合

編集方針に同意する方のみ投稿ができます。

以上、あらかじめ、ご了承ください。

最新記事