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コラム

妊活男子が増えた!? 不妊イベントに妻を誘って参加 この20年で一番の変化

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以前なら女性だけ たまに来た男性は「連れてこられた」感満載

  そう、なんだか「妊活男子が増えている!?」 これが一番の変化かもしれません。男性不妊が注目されて数年たちますが、不妊の原因が男性にある・ないにかかわらず、こうしたイベントに参加したり、クリニックの勉強会や説明会に出向いていったり……。真剣なまなざしで話を聞き、終始メモを取る熱心な「妊活男子」は確実に増えていると感じます。なんとうれしいことでしょうか。

 20年前には、妊活や不妊の催しがあっても(そもそも、そういうものも少なかった)、そこに集まるのは女性だけ。男性は一人もいないのが普通でした。長年「不妊は女性だけの問題」と思われてきたのです。たまに男性が出席しても「無理やり連れてこられました」感満載で、不本意そうにそっぽを向き、話をほとんど聞いていなかったり、居眠りをしていたり、途中で帰ったり、そんな男性が多かったように思います。それが、今や夫が積極的に申し込みをし、妻を連れてくる! 非常に大きな変化と言えます。

妊活は2人で取り組むもの 男性の「当事者感」に変化

  これはひとえに、男性の「当事者感」に変化があったからでしょう。昔は不妊の原因は女性だけにあるとされていましたが、今は男性にも原因がある割合が半分あるということも、少しずつ浸透してきました。そして妊活や不妊治療は、最初から2人で取り組むものだということも広まりつつあることを実感しています。これは本当に喜ばしく、望ましいことです。

 現在上映中の「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」という映画も、まさに「男の妊活」をテーマとしています。これは、男性不妊をきっかけとして不妊治療が始まる夫婦のラブコメディーなのですが、主人公のヒキタさんのように、まっすぐに妊活に取り組む男性がもっと増えるといいなと思います。そして、妊活はカッコ悪いことじゃなく、むしろ「愛する人との家族を増やそうとするポジティブアクションである妊活はカッコいいことだ」、こんなスタンスが広がると、多くの不妊に悩むカップルは悩みを少し軽くすることができるでしょう。妊活男子の更なる活動を、大いに応援します! (松本亜樹子 NPO法人Fine=ファイン=理事長)

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松本亜樹子(まつもと あきこ)

NPO法人Fine理事長/国際コーチ連盟認定プロフェッショナルサーティファイドコーチ

 長崎市生まれ。不妊経験をきっかけとしてNPO法人Fine(~現在・過去・未来の不妊体験者を支援する会~)を立ち上げ、不妊の環境向上等の自助活動を行なっている。自身は法人の事業に従事しながら、人材育成トレーナー(米国Gallup社認定ストレングス・コーチ、アンガーマネジメントコンサルタント等)、研修講師として活動している。著書に『不妊治療のやめどき』(WAVE出版)など。
Official site:http://coacham.biz/

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