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医療ルネサンス

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【意思決定】高齢者の「選択」(4)「納得」探し求めた日々

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【意思決定】高齢者の「選択」(4)「納得」探し求めた日々

仕事の合間に住み慣れた地元の街を歩くオカさん(9月20日)

 設計会社を51歳で起業したオカさん(69)は、今年に入り、左首の腫れに気がついた。複数の病院でも原因はわからない。ようやく5月、首都圏の専門病院で極めてまれながんと診断された。その日から、「納得」探しの日々が始まった。

 初対面の若い主治医は、短時間で治療計画を説明した。「確立された治療法はない」「根治は期待できない」「生存中央値は8~12か月程度」――。

 質問をしようと思っても、急な説明で、難解な医学用語が並び、何を聞けばよいかも分からない。2年先まで続くプロジェクトのことが頭をよぎった。12か月という数字が、重い。その場で入院日が決まり、「お願いします」と答えた。

 その夜から、自宅のパソコンでネット情報を調べたが、自分のがんに有用な内容は見つからない。免疫治療など費用が200万~300万円の自費診療のサイトが多く、膨大な情報の海でおぼれそうだ。ここまでして延命が必要なのか、とも感じた。

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