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【意思決定】高齢者の「選択」(2)主治医や家族 大きな支え

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【意思決定】高齢者の「選択」(2)主治医や家族 大きな支え

がんの治療経験を踏まえ、檀家たちの暮らしを気遣う清水さん(右から2人目)(東京都日野市で)=萩本朋子撮影

 清水 博雅はくが さん(93)は昨年9月、食道がんを患った。東京都日野市で、幼稚園の園長と住職の役割を休まずに全うする。そう心に決めて治療にのぞんだ。

 がんのタイプなどから、体への負担の大きい手術は難しい。放射線と抗がん剤を併用するか、放射線に絞るか。相談した二つの大学病院で意見が割れたが、「放射線一本」を勧める慶応大学病院を選んだ。翌月から3か月間、計30回の放射線照射が始まった。

 「多くの幸運に支えられた」と、清水さんは言う。

 消化器内科の中堅の主治医は、清水さんの価値観を否定せず、治療法をチームで探ってくれた。常に目をあわせて、専門用語が少ない、要点を押さえた話し方をした。治療法の押しつけも、「後はあなたが決めて」という突き放した感じもない。治療中やその後の暮らしに起こる変化も事前にイメージできた。

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