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教えて!ヨミドック

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入院中 暇つぶしのコツは?

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入院中 暇つぶしのコツは?

熱中できること探す

   入院しているおじいちゃんが、暇をもてあましているみたいなんだ。

  ヨミドック  病院ではいつもより生活が制約されるので時間を長く感じるのかもしれませんね。同じ時間でも、長かったり短かったり、感じ方が違うことを心理学では「心理的時間」といいます。

   楽しい時間はあっという間に過ぎるね。

   注意が時間に向けられているほど心理的時間は長くなります。別のことに気を取られていると、早く過ぎる。楽しいこと、関心のあることをしていると時間に注意が向かなくなり、あっという間に感じるんですよ。

   おじいちゃん、元気で忙しくしていた頃は、「暇がほしい」と言っていたよ。

   入院生活は、することがなくてむなしいとか、目的や意義がないとか感じて、暇な時間が苦痛になってしまうんでしょう。検査や治療などはあっても、生活が自分の自由にならない。自分を抑えて過ごすことが苦痛なんでしょうね。

   入院中の暇つぶし。どうしたらいいの?

   コツがあるとすれば、時間を忘れるほど熱中できることや、頑張れることを探すことでしょうか。おじいちゃんにもあるはずですよ。

 ところで、同じ入院患者でも、子どもは大人ほど暇つぶしに困らないようなんです。

   どうして?

   子どもはふだんから家庭や学校という限られた範囲で活動していますが、大人は仕事や趣味など多くの関係性の中で生きている。その分、余計に不自由を感じてしまうんです。認知機能が未発達な子どもには、「今、目の前にあること」が全て。手近な所に楽しみを見つけやすいという面もあります。

入院中 暇つぶしのコツは?

   暇つぶしは、子どものほうが上手なんだね。

   頭の柔らかさや状況への適応力に関係がありそうです。大人は知識や経験から先入観で判断したり悩んだりもしますからね。ただ、睡眠障害やうつ、薬の副作用など病気にかかわる不調で暇そうに見える可能性もあるので、注意してあげてください。

 (高梨ゆき子、取材協力=堂谷知香子・東京大学病院公認心理師・臨床心理士、神谷浩平・山形県立中央病院緩和医療科医師)

 ヨミドックは読売新聞の医療サイト・ヨミドクターのお医者さんキャラクターです。

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