五十嵐康彦の「足裏もみで美しくなる!」
医療・健康・介護のコラム
「肥満」甲状腺と脾臓ゾーンを押す
皆さん、こんにちは。指圧・マッサージ師の五十嵐康彦です。今回はズバリ「肥満」に効果のある反射帯(ゾーン)をご紹介します。
肥満の最大の原因は、食べすぎと運動不足です。ただ、最近は、ストレスからくる心の隙間を埋めようとして、食べ過ぎに向かう人も多いようです。過食に走る自分に嫌悪感を抱き、さらにストレスをため込むという悪循環の繰り返しが、結果的に肥満という症状として表れてきています。
脾臓が弱ると、脂肪の消化が滞る…
「肥満」に効くゾーンは「甲状腺」と「脾臓」です。
甲状腺は、のど仏の下のあたりにある臓器で、蝶が羽を広げたような形をしています。新陳代謝を促進するためのホルモンを分泌していて、身体活動に大きく関与しています。甲状腺ホルモンが不足すると、代謝が低下して、体重増加や疲れなどの症状がみられることがあります。
脾臓は左上腹部にあり、主な働きは、老化した赤血球を破壊し、除去することです。脾臓が破壊した赤血球は胆汁の成分の一部になります。胆汁は胆嚢から十二指腸に送り込まれて脂肪の消化を助けます。ですので、脾臓の働きが悪くなると、胆汁が十分に作られなくなり、脂肪の消化が滞ることになるのです。
足裏にあるこの2か所の反射帯(ゾーン)を、しっかりもみほぐして、調子を整えていきましょう。
順番に、もみほぐし方を説明します。「甲状腺」は両足にありますが、「脾臓」があるのは左足だけですので注意してください。モデルの佐藤由季さんが実演している動画も併せてご覧ください。
1 | 甲状腺ゾーン | 人さし指の第2関節の角で、もみほぐします。 |
2 | 脾臓ゾーン | 人さし指の第2関節の角で、もみほぐします。 |
人さし指の角を使うことで、指先で刺激するよりも、圧力に鋭さが得られます。足裏もみを習慣づける際に、ぜひ身につけてほしいテクニックです。
「二大原因」の改善に「足裏もみ」をプラスするつもりで
肥満には、まず、食事を見直して、運動不足を解消することが大切です。食事は糖質を減らし、たんぱく質、ビタミン、ミネラルを十分とるようにします。ゾーン・セラピーは、それらと並行して行って初めて効果を発揮します。ゾーン・セラピーだけを行っても、満足のいく結果は得られません。
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