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コラム

[女優 吉本多香美さん](下)15歳のアフリカ体験、「初めて地球を見た」 自然や命へのこだわりの原点

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自然や命へのこだわりの原点

[女優・吉本多香美](下)15歳のアフリカ体験、「初めて地球を見た」 自然や命へのこだわりの原点

 ――自然の中で子供を育てたいということで、石垣島で暮らすようになったわけですが、自然志向はいつ頃からですか。

 父に連れて行ってもらったアフリカでの体験からですね。父がウルトラマンに出演したのは27歳の時だったんですが、その後もウルトラマンのイメージが強すぎて役者として苦労していたようです。この先、どう生きるか考えるつもりで、31歳の時に6か月の私と母を残して、テントをバイクに積んで半年間のアフリカ横断旅行に出かけちゃったんです。

 その旅の経験があまりにもすごくて、アフリカを家族にも見せたいと思ったようなんです。アフリカ旅行に行くために、自宅ではアフリカ貯金と呼んで、みんなで貯金箱にお金を入れていました。私が15歳の時、家族4人、アフリカに行って、車にテントを積んで国立公園のルートを1か月かけて旅をしました。あの時のアフリカ体験がなければ、今の石垣島での生活はなかったと思います。

命が別の命を養う姿を目の当たりに

 ――どんな体験だったのですか。

 初めて地球っていうものを見たと思いました。地平線から太陽が上がってくる。見渡す限りの平原をヌーの群れが埋め尽くして大移動をするんです。目の前でライオンがヌーをハンティングして、ハイエナやジャッカルが来て、ハゲタカが血だらけになって、おなかの中に首を突っ込んでいる。3日後には骨だけ。ひとつの命が別の命を養っている。両親がアフリカで私に伝えてくれたのは、命ということだと思います。高校生の時にも1回、大学生の時に2回と計4回、アフリカに連れて行ってもらいました。私が両親から教えてもらったように、息子に石垣島で命を感じてもらいたいと思うんです。

どうしようもない悩みも自然の光の中で癒やされた

 ――マウンテンバイクやダイビングなどのアウトドアの活動もお好きですね。

 自然の中で体を動かすのって自分に合っていたんです。多摩川をさかのぼって奥多摩まで行ったり、山を登ったりしていました。ダイビングも好きです。人生いろいろあって、親にも友達にも相談できないような時、やっぱり自分を救ってくれるのは自然の中だって思う経験もしました。

 子供が生まれる2年ほど前、どうしようもない悩みがあって。一人でハワイ島に行ったんです。たまたま行ったビーチにイルカがたくさん。イルカと一緒に泳いで、その時に水の中から水面を見た時にすごくきれいで、こんなに美しい光があるんだって思いました。そんな経験をしたら、すっかり元気を取り戻しました。

 ジャングルの中の木漏れ日とか、アフリカでもとってもきれいな光を見てきました。自分の子供が人生で壁にぶつかった時も、美しい光を見に行って欲しいなぁって思うんです。

――そんな思いを込めて息子さんの名前をつけたんですね。

 そうです。 ()(こう) という名です。「 ()()()()() 」の「摩」と「光」。自然界の美しい光をいっぱい見てほしいという夫婦二人の思いを込めました。海には1歳半ぐらいから入れてきましたが、今は9歳。モリで魚を突く人がする 海人(うみんちゅ) 泳ぎっていうのがあるんですけど、それでいつまでも泳いでいますよ。優しい子です。

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