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大人の先天性心疾患(4)病院連携 他の病気に対応

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大人の先天性心疾患(4)病院連携 他の病気に対応

「体重が減った後も数値は気にかけるようにしています」と話す山下さん

 「体重を5キロほど減らしましょう」

 千葉市の公務員、山下道信さん(34)は2年前、主治医から減量を勧められた。当時は身長1メートル64、体重75キロ。生まれつき心臓の弁が開かない「 三尖弁さんせんべん 閉鎖症」などを患い、左右に一つずつある心室が片方しか機能していない。体重が増えると、心臓への負担が大きくなる。

 山下さんは管理栄養士と面談した。自らの生活を振り返ると、体重増加は夕食後のスナック菓子が原因だと分かった。

 「帰宅しても仕事のことが頭から離れなくて……」。ストレスがたまっているせいか、つい菓子に手が伸びてしまう。食事も栄養バランスを考えずに好きなものを取っていた。

 週2、3回、近くの実家に顔を出し、野菜を多く使った母親の手料理を食べるようにした。今年2月に結婚すると、生活リズムが改善された。「帰宅して妻と話すと、仕事のストレスがなくなり、心臓にも良いと思います」と山下さん。家族のおかげで体重を5、6キロ落とすことができた。

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