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大人の先天性心疾患(2)病気の理解 小学生から

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大人の先天性心疾患(2)病気の理解 小学生から

病気に関する資料をまとめたファイルを手にする高野さん

 さいたま市の公務員、高野浩さん(31)は自身の心臓病について、子どもの頃に勉強しなかったことを後悔している。職場で体調が悪くなった時、その理由を周囲に分かりやすく説明できていないのでは、と不安に思うことがあるからだ。

 高野さんは、左右に一つずつある心室の片方が通常より小さいなど、複数の心臓病を抱える。幼い時から手術を受けてきたが、病気を正面から受け止めようとせず、高校生になっても、病名を覚えようとすらしなかった。

 大学2年に進級する春休み。長野県安曇野市の県立こども病院に検査入院すると、心臓がうまく拍動しておらず、血流も悪かった。主治医で循環器小児科部長の 滝聞たきぎく浄宏きよひろ さんから「手術を受けなければ、30歳代で酸素ボンベが必要になるよ」と指摘された。

 「そろそろ自分も知らないとまずい」。生まれつき心臓病がある患者は、病気と一生つき合わなければならない。卒業して社会に出れば、周囲の助けが必要になる場面もあるだろう。病気への自覚がないままで済むはずがない。

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