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「トイレ譲って」 潰瘍性大腸炎の患者会がカード作成 抑えきれない便意の悩みに

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腸に原因不明の炎症

「トイレ譲って」 潰瘍性大腸炎の患者会がカード作成 抑えきれない便意の悩みに

 「トイレを譲って頂けませんか? 病気のため、便意や尿意を自らの意思で抑えきれません。」

 腸の難病である潰瘍性大腸炎の患者会「かながわコロン」が、こんな文言が書かれたトイレカードを作成した。外出先での急な便意に悩む患者への普及と周囲の人への理解と協力を呼びかけている。

 潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に原因不明の炎症が起こり、潰瘍などができる病気で国の難病に指定されている。薬による治療で多くは症状を抑えることができるが、良くなったり悪くなったりを繰り返しやすい。症状が悪くなると、急な腹痛や便意に見舞われるため、特に外出先ではトイレが大きな悩みだという。

患者のツイッターがきっかけ

 会長の花岡隆夫さんによると、トイレカードを作成するきっかけになったのは、ある患者のツイッターでの書き込みからだ。同じ病気の悩みを持つ人たちなどから反響を呼び、会に相談が持ちかけられた。この患者の案を基に会員がアイデアを出し合うなどして完成させた。

 トイレカードのデザインは、ホームページで公開。「潰瘍性大腸炎の他にクローン病、過敏性腸症候群、腸管型ベーチェット病、大腸がんなどで大腸切除した方など」にも使ってほしいとしている。ただし、健常者の人でもおなかを壊すこともあれば、緊急にトイレを必要とする場合もあるとして、「このカードを水戸黄門の印籠のように使うのではなく、あくまでお願いベースであることをご理解いただいてお使いください」と呼びかけている。

理解と協力を呼びかけ サンキューカードも

 花岡さんは、「口だけで説明するのは難しいケースもあることから、このカードを見せながら話をすることで理解と協力をお願いする一助にしてほしい」と話す。

 トイレを譲ってくれた人にお礼として渡す「サンキューカード」も作成した。

 問い合わせやカードの入手方法は、かながわコロンのホームページで。

 7日午後1~3時には、横浜市の横浜駅西口のかながわ県民センター前で必要な人にカードを渡すイベントも予定している。

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