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40代から備えよう「老後のお金」

コラム

「終のすみか」人生100年時代で想定変わり…「賃貸」「持ち家」どっちが安心?

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「一生涯ベースの枠」を意識する

 家計費の中で、最も大きな支出が住居費というご家庭は多いものです。仮に、平均して月額10万円の家賃を30歳から100歳まで払い続けたとしたら、家賃だけで8400万円!(※) これだけ大きな額の支出ですから、今、少し先のことを考えてみるだけで、数百万円の住居費の節約が可能かもしれません。

※住居費の総額8400万円=(10万円×12か月)×70年。更新料や物価上昇率を考慮しない場合

 そのために必要なことは、何か? 最初のステップは、「生涯年収に一定の枠がある」とイメージすることです(図)。みなさん、毎月の家計については、大まかな枠を把握していますよね。それと同じように、一生涯ベースの枠をイメージし、その中で住居費を考えると、「住居費コストを抑えるには?」という視点が生まれるのではないでしょうか。

「終のすみか」人生100年時代で想定変わり…「賃貸」「持ち家」どっちが安心?

楢戸ひかる「お金のリビング」テキストより抜粋

住居コスト削減は「退職後」のイメージから

 そうして、「住居費コストを抑えるにはどうしたらいいか?」という意識が生まれたら、しめたもの。竹下さんは「書けばわかる! わが家にピッタリな住宅の選び方・買い方」(翔泳社)という本の中で、「住宅をどうするかは、『退職後の暮らし』から逆算するのが正解です」と言っています。

 人生100年時代は、「退職後の期間が長くなる時代」が到来したということでもあります。それを考え、「『これから家賃を支払い続けるのは大変』と、退職前の完済を目指して住宅購入に踏み切る人も見られるようになりました」(竹下さん)。

 私は、遅くとも40代になったら、人生の終わりまでの住居の見通しを持つことをお勧めしています。早めに老後の住居の見通しを持つということは、準備期間を十分に持てるということ。時間に余裕がある方が、「同じ買うなら、早い方がいいかも」とか、「夫婦二人の暮らしになってから、それに合ったサイズの家を買うので十分かも」などと、冷静な判断をしやすいと思うのです。(楢戸ひかる マネーライター)

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楢戸ひかる(ならと・ひかる)

マネーライター、ファイナンシャル・プランナー

 1969年生まれ。大手商社に8年間勤務後、フリーライターに。妊娠を機にファイナンシャル・プランナー資格(現FP技能士)を取得。約20年にわたり、女性向けのマネー記事を執筆してきた。
 ホームページ「主婦er」の運営や、ワークショップ「『小さな暮らし』を始めるための3カ月家計簿」も手がける。家族は、夫と息子3人(大学生と中学生)。

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