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前立腺がんと生きる(4)治療法 自ら調べ選ぶ

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前立腺がんと生きる(4)治療法 自ら調べ選ぶ

自分でつけた検査や治療の記録から、闘病生活を振り返る石原さん

 群馬県の会社員、石原雅広さん(54)は、50歳のクリスマスに前立腺がんの告知を受けた。「夫婦で絶句しました。『え、今、なんて言った?』って、夢の中みたいな感じで」。趣味のゴルフも楽しめなくなり、熟睡できない日が続いた。

 前立腺がんの発見には、血液中の腫瘍マーカー「PSA」の値が役立つ。石原さんは、毎年受ける人間ドックで2011年からPSAの値が高めと指摘されていた。14年、明らかに基準値を超えたため、前立腺の組織を直接採取して調べる検査を受けたところ、がんが見つかった。

 石原さんはインターネットで情報を探した。治療法はいろいろあった。前立腺を全部摘出する手術、放射線照射でがんを死滅させる治療、男性ホルモンの分泌を抑えてがんの増殖を防ぐホルモン療法、そのほかにも新しい治療もあった。

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