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前立腺がんと生きる(3)上手に付き合った方がいい

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前立腺がんと生きる(3)上手に付き合った方がいい

自らの体験を話すことで、「がんのイメージも少しずつ変われば」と話す宮本亜門さん=泉祥平撮影

 前立腺がんが見つかり、今年5月に前立腺の全摘手術を受けた演出家の宮本亜門さん(61)。発見のきっかけは、テレビ番組で受けた人間ドックだった。

 「1年前の人間ドックでも前立腺の腫瘍マーカーの欄に『再検査が必要』って書かれていたのに、忙しくて、そのままにしていた。真剣に数値やコメントを見なきゃいけなかったんだって反省しました。今回のことで、周りで人間ドックの結果をちゃんと見るようになった人、多いですよ」

 記者会見のたびに自身のがんへの質問に対し、ざっくばらんに話した。各メディアで報じられると、ある変化が起きた。

 「びっくりするくらい、道ばたで知らない人から話しかけられるようになりました。『あんたもがんばんなさいよ! 実は私も……』とか『自分の息子も、がんで』とか、声をかけてくれる。きっと普段、病気のことなんて話したら相手に迷惑かもって遠慮してたのが、僕がオープンに話しているので『話していいんだ』って思ってもらえたみたいで、本当にうれしかったですね」

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