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手探りの緩和ケア(3)「献体」の信念 患者と共有

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手探りの緩和ケア(3)「献体」の信念 患者と共有

センターでは、医師と看護師が患者一人一人の様子について日々、情報共有しながらケアに当たる

 西原ケイ子さん(86)の容体は、中津市民病院(大分県中津市)の緩和ケアセンターに入る前、かなり悪かった。大腸がんが進行しておなかに水がたまる症状がひどく、入退院を繰り返した。2015年11月に手術してから3年余り、もう抗がん剤は効かなくなっていた。

 「治療ができなくなったらどうする?」。今年2月、がん相談員(当時)の吉田まつみさんがそう切り出したとき、西原さんはこんなことを口にした。「献体の手続きをしたい」

 抗がん剤が専門の看護師である吉田さんは、副作用の状態や不安な気持ちに寄り添ってきた。西原さんは前年から、自分が亡くなるときのことについて決意を打ち明けていた。「私は医療にお世話になったから、献体したいと思ってるの」

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