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医療・健康・介護のコラム

[ファッションモデル 道端アンジェリカさん](下)行き過ぎたダイエットによる骨折が転換点 結婚、出産を経て気持ちにもゆとり

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最新の美容やダイエット法を求められ

「ファッションモデル 道端アンジェリカさん」(下)行き過ぎたダイエットによる骨折が転換点 結婚、出産を経て気持ちにもゆとり

―― (かん)(せん))を公表した2017年のクリスマスにご結婚を公表され、昨年に長男を出産。出版された「ベビ活」本の中で、若い頃、7年間も生理がなかった時期があったと告白されましたね。

 生理が止まったのは24歳くらいだったかなあ。ダイエットにのめりこみ始めた頃で、ごはんを食べず、液体しかとっていなかった。それで1日に10キロとか、15キロとかランニング。あの当時の写真をみるとガリガリで、自分でも痛々しいです。あの頃は、食べずに運動をしている方が楽しいといった、変なスイッチが入っていました。

――仕事上のプレッシャーもあった?

 私の場合、お仕事で求められるのは、ダイエットや美容に関することが多いんですね。「今どんなダイエット法をやっていますか」とか、「最近はどんな美容法をやっていますか」とか。常に「最新の流行」を聞かれるので、そのうち、「常に最新のことをやっていなきゃいけない」みたいに思ってしまって。

 本当は疲れていて休みたいのに、現場に行くと「きょうも走ってきたの?」とか、「これからジム行くの?」とか聞かれると、「行かなきゃ」みたいな。そんな頃(2016年)に脚を骨折したんです。生理もずっとなかったし、きっと骨がスカスカになっていたんでしょうね。

体が悲鳴 骨折が転換点に

――体が悲鳴をあげていた?

 骨折は、私の中で大きなターニングポイントでした。初めて自分対自分というか、女の子としての自分の体の心配をしてあげた。「なぜ私は自分がハッピーじゃないのに、こんなに頑張っているんだろう」と、自分に問いかけました。「これからは自分のためにダイエットをやろう、自分のために美容をやろう」と、思い直したんです。

 入院中は体重が5キロくらい増えました。その後、旦那さんと出会って、生理も戻って、子どもを授かったという。本当にもう、「骨折ありがとう」(笑)。

――気持ちの面でも変化があった?

 自分を一から見つめ直して、食べることでも栄養をちゃんと考えるようになりました。昔は、とりあえず太らなそうなものを選んで食べるといった感じでしたけど、今は自分の体が欲していると思ったら食べてあげる。きょうはたんぱく質をとっていないなと思ったら、もともとお肉は食べないですけど、魚や豆類を食べるとか、考えられるようになりましたね。自分の体のために。

※乾癬 慢性の皮膚の病気で、皮膚が赤くなって盛り上がり、表面の部分が白っぽく細かいかさぶたのようになってはがれ落ちる。治療は、塗り薬や飲み薬、注射薬などで症状を抑えるが、根本的な治療法は見つかっていない。詳しい原因は不明で、良くなったり悪くなったりを繰り返しやすい。感染する病気と誤解されがちだが、他人にうつることはない。

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