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医療ルネサンス

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涙の悩み(2)炎症が招くドライアイ

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涙の悩み(2)炎症が招くドライアイ

タブレット端末を使う清水さん。治療を経て、痛みなく画面を見られるようになった

 今年2月、埼玉県川口市の清水孝さん(65)は、川口眼科(同市)副院長、 蒲山かばやま 順吉さんを訪ねた。

 電子部品メーカーで品質管理の仕事をしていて、両目の上まぶたの裏側に、砂が入ったような異物感があった。目をこすると、まぶたと眼球がくっついて、目を開けにくい。パソコン画面で目が疲れるせいだと思い、半年間、放置してきたが、症状は悪化するばかり。何かでき物があるのでは? そんな不安を抑えられなくなった。

 清水さんの不安は、あっという間に解消した。病名は、目の表面を覆う涙が減る「ドライアイ」で、「まぶたの裏側に炎症が起きたアレルギー性結膜炎が原因」――というものだ。

 蒲山さんは、「アレルギーや花粉症などの炎症が近年、ドライアイの原因として注目されています」と付け加えた。

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