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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

健康・ダイエット

魚の缶詰とサトイモの煮物

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 こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 今回は、前回と同じ材料を利用して作るメニューのご紹介です。

 いろいろなものを食べてもらいたいという介護者の気持ちとは裏腹に、決まった食材しか食べたがらない方や、新しい食材に挑戦することが苦手な方もいらっしゃいます。そんな場合にはあえていろいろなものに挑戦せず、同じ料理でも栄養素がそこそこ取れていればよしとする気持ちも大切です。

 例えば、カレーライスが続いたとしても、カレーの中の肉でたんぱく質、ご飯で炭水化物などと考えれば、作る側としても気持ちに余裕が出るのではないでしょうか。「食べない」ということが高齢期には最も栄養が低下するリスクとなります。

 冷凍のサトイモは凍ったまま使うことがポイントです。自然解凍する方が、加熱時間が少なくて済みそうですが、自然解凍することでうまみや、サトイモのホクホク感、粘り気が失われてしまいます。また、魚の缶詰はサトイモがしっかり軟らかくなってから加えましょう。早めに加えてしまうと、魚の身がしまり、食べにくくなることがあります。サトイモの大きさも食べる機能に応じて、半分や4分の1に切って提供するとより食べやすくなります。

[作り方]

(1) 鍋に冷凍のサトイモと、ひたひたの水を加え、火にかける。沸騰したら落とし蓋をして、中火で10分ほど煮る。

(2) サトイモが軟らかくなったら、缶詰の汁と(A)の調味料を加えて味を調え、落とし蓋をしてさらに5~6分煮る。

(3) サバの身を加え、2分程度煮たら火を止める。最後にゴマ油を加えてできあがり。あれば、軟らかく煮たインゲンなどの青みを添える。

 ※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

 (レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

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