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看護士だけを責められない。

介護福祉士32歳

コラムを拝見しました。

私は老人ホームで介護士をしています。正直な所、コラムにあるような看護士さん・介護士さんを手放しに責めることはできないと思います。現場なりの理由があってそうしているのです。「そうでもしなければ業務がまわらない」のです。

患者さんや利用者さんに対し、一人の尊厳ある存在として接することは介護や看護の理想ですし、そうあるべきです。
しかし一方で、現実問題として、それを実現できるほどの力が現場にあるかというと、ありません。慢性的な人手不足や入所者の重度化・制度的な問題など様々な要因が折り重なり、それを不可能にしている面があります。
病院や老人ホームには一日のタイムスケジュールがあり、その時間内に業務を遂行しなければいけません。仮に患者さん一人一人にゆっくりと時間を割き理想とされるような接遇を行えば、勤務時間内に業務を終えることができないのは明白です。業務ががまわらなくなります。それでは全てが崩壊します。
そうならないよう工夫した結果が、「ベルトコンベアー」なのです。

だから現場の職員は、そのことに心を痛めながら、理想と現実の差に苦しみながら、矛盾を抱えながら、日々の業務にあたっているのです。

もちろん、ベルトコンベアーを肯定しているわけではありませんし、現状を改善する努力は常に求められます。しかし、私のような現場の人間に言わせれば、現場の努力だけではどうにもならない領域に、すでに達してしまっているのです。これは社会全体の問題なのです。

自分がいつ、ケガをして病院に入院するか分からないのですから。明日、ベルトコンベアーに乗っているのは自分かもしれないのですから。
国民一人一人ががその意識を持ってこの問題と向き合わなければ、解決には進みません。

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