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教えて!ヨミドック

ニュース・解説

味覚がおかしい、どうして?

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唾液減少・薬の影響も

 Q 食べても味がしなくなったの。どうしたのかしら。

 ヨミドック 味覚障害かもしれません。味覚障害は、味が薄く感じるという人が多く、特定の味だけが感じにくい、甘いものを苦く感じるなどの症状もみられます。味には甘味、うま味、苦味、塩味、酸味があります。舌の表面などにある 味蕾みらい というセンサーが働き、脳に伝わって味を感じます。口の中の状態や体調、気分や感情、嗅覚などによって味覚は変化します。

 Q いろいろなことが影響するのね。

 ヨ 代表的なものは薬の副作用。思い当たることがあれば医師と相談し、薬の種類を見直してください。亜鉛不足やストレスなどのほか、ドライマウス( 口腔こうくう 乾燥症)や口内炎、歯周病といった口の中の異常、糖尿病や貧血も考えられます。

 Q 亜鉛不足。聞いたことあるわ。

 ヨ 亜鉛は味蕾にある細胞の再生を促し、不足すると機能が低下します。血液検査で不足がわかります。予防法として、カキやレバー、牛肉、チーズなどを食べて補いましょう。最近、注目されているのが唾液の減少なんですよ。

 Q そういえば近頃、口の中が乾いているような……。

 ヨ 味を感じるには唾液の働きが重要です。食べ物にある味の成分を味蕾に運んでくれます。高齢者の味覚障害には、唾液の減少がより関係しているようです。分泌を促すには、唾液腺を刺激するマッサージが有効です。上の奥歯あたりの頬に手をあて、後ろから前に円を描くように動かします。食事はよくかみ、こまめに歯を磨きましょう。昆布だしを含んでみる方法もあります。昆布に含まれるうま味には唾液分泌を促す効果があります。

 Q 味覚障害が続くとどうなるの?

 ヨ 食の楽しみが失われるだけでなく、高齢者の場合は食欲不振になり、低栄養や体重減少に陥ってしまいます。症状が2週間以上続いたら、かかりつけ医を受診してください。薬の副作用による味覚障害は、薬の種類ごとにどういう仕組みで起きるのか研究が進んでいます。

 (西原和紀/取材協力=笹野高嗣・医療法人徳真会グループ顧問、重村憲徳・九州大学教授)

 ヨミドックは読売新聞の医療サイト・ヨミドクターのお医者さんキャラクターです。

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