五十嵐康彦の「足裏もみで美しくなる!」
健康・ダイエット・エクササイズ
めまいには「甲状腺」「腎臓」を一押し
皆さん、こんにちは。指圧・マッサージ師の五十嵐康彦です。今回は、「めまい」に効く足裏の反射帯(ゾーン)をご紹介します。
めまいは、バランスを保つ内耳の三半規管などの異常により、動いているような違和感を感じ、平衡感覚を失った不快な状態を指します。症状としては「体がふらつく」「目が回る」「目の前が急に暗くなる」などがあります。原因は、寝不足、過労、摂食障害による貧血、低血圧、高血圧、更年期障害など、さまざまなことが考えられます。ストレスなど心因的な原因の場合も少なくありません。
部屋の内と外の温度差にも注意
たびたびめまいが起きたり、慢性化したりすると外出することが不安になってきます。私自身も長年、めまいに苦しめられました。人ごみの中や駅のホームを歩くのが怖くなり、数年間は遠出もできませんでした
めまいに効く反射帯(ゾーン)は「甲状腺」「腎臓」の二つです。甲状腺は人体の喉頭(のど仏)のすぐ下にあります。足裏のゾーンでは第1指(親指)の第1関節が「頭」、第2関節が「首」にあたりますので、その下が「甲状腺」です。「腎臓」は土踏まずのほぼ真ん中です。
順番にもみほぐし方を説明します。足裏もみは右足から行っていきます。モデルの佐藤由季さんが実演している動画も併せてご覧ください。
1 | 甲状腺ゾーン | 人差し指の第2関節の角で、もみほぐします。 |
2 | 腎臓ゾーン | 親指の腹で、もみほぐします。 |
これを左足も同じようにやってください。
甲状腺は、体の新陳代謝の調節をする甲状腺ホルモンを作り、必要に応じて血液中へ 分泌する働きがあります。ここに不調が生じると、めまいや耳鳴りといった症状が表れます。
めまいの症状は、内耳の機能と深い関係があります。東洋医学では「耳は腎に屈する」と言って、耳と腎臓系とは密接なかかわりがあるとされています。そこで、腎機能を高めるために、腎臓のゾーンも、もみほぐしましょう。
めまいは季節の変わり目など、気温差が激しくなると起こりやすくなると言われています。夏場は、冷房による、部屋の内と外の温度差にも注意が必要です。足裏のゾーンへの刺激で、つらい症状を改善していきましょう。
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