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コラム

『がんと共に生き、考え、働く――治療と仕事の両立を目指して』 石川邦子著

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『がんと共に生き、考え、働く――治療と仕事の両立を目指して』 石川邦子著

 キャリアカウンセラーとして働く人の相談に答えていた筆者は、2016年12月、血液のがん「多発性骨髄腫」と診断された。本書では、働く人を支える専門家、がん闘病の当事者としての経験から、仕事と治療の両立のための知識を伝え、経済的な備えや職場での配慮の必要性を指摘する。

 「ラッキーなことを探す」「がんになってもかわいそうではない」「制約が減っていくことを楽しみにする」といった診断後の心の持ち方や、治療の副作用による脱毛への向き合い方などを、自らの経験を踏まえてアドバイス。就業については、自分で決めることが「裁量度(コントロール感)」を高めることや、治療と仕事のバランスのとり方など、キャリアデザインに必要な考え方を示している。また、患者が「どんな言葉に傷つくか」を含め、周囲が知っておくべきことについても書かれていて、家族や同僚にも役立つ一冊だ。

 (方丈社 1500円税別)

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