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子どもの健康を考える「子なび」

コラム

病気のサイン(1)発熱「視線の力強さ」注意

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  子供の体調はよく急変します。子供は病気の進行が早く、状態によっては命に関わる場合もあるため、重大なサインを見逃さないことが大切です。兵庫県立こども病院(神戸市中央区)の上村克徳・救急総合診療科部長(52)に、注意すべき点などを聞きます。(聞き手・藤沢一紀)

病気のサイン(1)発熱「視線の力強さ」注意

 昼間に外を元気に走り回っていた子供が、夕方にぐずり始め、深夜には高熱を出してぐったりしている……。親なら一度は経験するであろう事態です。

 しかし、熱の高さと病気の重症度は、必ずしも比例するわけではありません。40度近い熱が出ても自然に治る病気もあれば、熱は高くないのに長期入院が必要になる病気もあります。

 発熱時に見るべきサインは「視線の力強さ」。子供と視線が合うか、目の焦点が定まっているか、周りで動く人やおもちゃを目でしっかりと追うことができるかを観察してください。

 熱があると、普段より活動レベルがやや低下するのは自然なことです。子供に話しかけるなどした時、視線をしっかり合わすことができ、少し元気がない程度なら慌てて受診せず、様子をみてもよいでしょう。逆に目がうつろでぐったりしている時は、急を要する場合も考えられます。

 生後3か月未満の赤ちゃんの場合は、夜間でもすぐに医療機関を受診するべきです。3か月未満は免疫力が特に弱く、この頃の発熱は、細菌性髄膜炎や敗血症などのような重大な感染症も疑われるからです。

 子供は大人のミニチュアではありません。大人と同じ基準で判断して危険な病気のサインを見逃さないようにしましょう。

【略歴】
上村克徳(かみむら・かつのり)
 小児科医。愛媛大卒。国立成育医療研究センターなどを経て、2017年から現職。編著書に「HAPPY!こどものみかた 2版」など。

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