ウェルネスとーく
医療・健康・介護のコラム
[フリーアナウンサー 川田裕美さん](下)「甘い物を食べるためにも健康でいたい」 ジムや登山、三食バランスよく
初マラソン完走は、宮根さんの応援とプレッシャーのおかげ
――甘い物が好きだと、体形維持にも気を使うのでは?
甘い物をずっと食べていくためにも、健康でいたいと考えているんです。なので、週1回ジムに通っていますし、2年前には登山を始めました。なるべく意識的に体を動かすようにしています。
――甘い物のために、苦手な運動を(笑)。
そうですね(笑)。一番好きなものは我慢したくないですから。本当に運動は苦手で、体育の授業は仮病で休んでいたようなタイプです。小学生の頃、友達とのドッジボールは怖すぎて苦痛でした。
でも、局アナ時代の2014年には、大阪マラソンに挑戦したこともあるんですよ。
目標クリアし、5時間切りも「二度とやらない」
――初マラソンで完走し、タイムは5時間を切ったそうですね。
マラソンへの挑戦は「ミヤネ屋」の企画でしたが、自分がどれくらいのタイムで走れるのか見当がつかなかったんです。だから、「目標タイムは、とりあえず6時間にしてください」とお願いしたら、宮根さんが「あかん! 練習したら、絶対にいける。5時間や!」と、応援とプレッシャーを与えてくださって。
みんなが「5時間なんか、絶対に無理」と思っていたはずなのに、口にすることで、目標を自覚させ、どういった準備をすればいいか考えさせる。準備をさせることにつなげてしまう。宮根さんはそこまで考えていたのかもしれませんね。
――どんな準備を?
最初は1キロも走ると息切れしていました。そこで、ゆっくりペースを保ちながら、少しずつ距離を延ばしていきました。半年がかりで、少しずつ、少しずつ、自分のできる範囲で。そのうちに、走るための足の筋力、それに心肺機能も強くなっていきました。一度、膝や足首を痛めて、1か月くらい走れなくなりましたが、それを乗り切ってからは大丈夫でした。
それに、私と一緒にがんばってくれるスタッフもいましたので。仲間の存在がなかったら、目標達成は無理だったかもしれません。
――いい経験でしたね。
はい。でも、フルマラソンはもう二度とやらないと思います。
――え、もう二度と?
そうですね。同じ運動でも登山は大好きなのですが、走るのはやっぱり……。でも、自分が好きだと思えることを続けられればいいと思っています。
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