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医療・健康・介護のコラム
[女優 森口瑤子さん](下)撮影現場で味わうモノ作りの幸せ 趣味は5年前からはまった宝塚鑑賞
映画やドラマ……みんなで作っている状況が好き
――映画、テレビドラマ、舞台、CMといろいろな仕事をこなしていますが、芸能界に入って良かったと思うことは何ですか。
やりたかった仕事に就けて、幸せだと思っています。でも、演じるのが好きかって言われると、苦しいことも多いので単純に好きとは言えないところもありますが、撮影の現場は本当に好きです。みんなで映画やドラマといったモノ作りをしている、その状況が好きなのかなと思います。
――元々希望してこの世界に入ったのですか。
昔の映画5社がミスとミスターを募集する企画があって、やりたかったので高校生の時に自分で応募したらミス松竹に選んでいただきました。夢が実現して、新しい世界が開いちゃって、次にどうしようって不安になりました。
死ぬまで女優を続けたい
――山田洋次監督の「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」でデビューしてから、数多くの映画やテレビドラマに出演してきました。お好きな役、やりたい役とかありますか。
いろいろな役があって、どれが好きって言えないですね。役はやらせていただいているもの、そこに食らいついて、必死でやりたいと思っています。これからも、とにかく女優としてやらせていただけることが幸せなので、ぜいたくは何もないです。だんだん自分たちが上の世代になってきたので、自分ができることをちゃんとやって役に立たなければいけないと思います。死ぬまで女優としてやりたいです。
――女優の仕事が本当にお好きなようですが、家庭との両立は大変では。
娘が小さいころ、仕事現場にいると子供のことを考え、家庭にいると仕事の頭になってしまっていることがあって、これではダメだって思いました。ある時に割り切って、今いる場所のことを大切にしようって言い聞かせるようにしています。子供のことは、時期によって大変なことが変わってきます。考えを切り替えないと、どちらに対しても失礼ですよね。
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