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高齢者の貧血(4)「低栄養」状態 見逃さず

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高齢者の貧血(4)「低栄養」状態 見逃さず

大川さん(左)の手の動きを確かめる橋本さん。葛西さん(右)も見守る(6月、東京都世田谷区で)

 「貧血もずいぶんよくなってきましたよ」

 今年6月中旬、東京都世田谷区の民家の居間で、診療に訪れていた「ふくろうクリニック等々力」副院長の橋本昌也さんが血液検査の結果を伝えると、大川祐子さん(87)はホッとした表情を見せた。

 隣の台所から見守っていたヘルパーの葛西恵子さん(54)が料理の手を止め、うれしそうに橋本さんに声をかけた。「お通じの調子も問題ないようですし、食欲もありますよ」

 脳神経内科医の橋本さんは2016年末から、パーキンソン病を患う大川さんの訪問診療を続けている。ヘルパーの葛西さんにも、そばにいて、気になることを毎回確かめる。

 手足の動かしにくさや、便秘や下痢など病状が悪化すると、朝、目覚めても、なかなかベッドから起き上がれず、食欲も落ちるからだ。そんな様子を聞けば、すぐに薬の種類や量、飲むタイミングを調節する。

 高齢者は持病の悪化をきっかけに、一気に食が細くなり、たんぱく質などの栄養素やカロリーが不足する「低栄養」になりやすい。橋本さんは「ささいな変化を見逃さず、病状を落ち着かせることが大切です」と説明する。

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