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高齢者の貧血(2)がんや潰瘍 じわじわ出血

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高齢者の貧血(2)がんや潰瘍 じわじわ出血

胃がん手術の説明を受けた時にもらった資料を見せるAさん(5月、東京都杉並区で)

 「年明けから食欲がなくて、体重も落ちました」

 2016年2月、東京都内の男性Aさん(76)は、近所の「なかがわ内科クリニック」(東京都杉並区)に駆け込んだ。

 「最近、健康診断を受けましたか」。院長の中川 靖章やすのり さんの質問に、「いつだっけ」と記憶をたどった。60歳まで自動車の修理工として元気に働き、大病の経験はない。健康診断は、生命保険に加入した30歳代が最後だった。

 中川さんの専門は血液内科だ。スタッフには臨床検査技師もいて、主な血液検査は外注せず、院内で測定している。Aさんの検査結果はすぐに出た。血液中のヘモグロビンの濃度が基準より低く、貧血だとわかった。

 貧血のタイプ分けでまず注目するのが、血液中の鉄(血清鉄)と、肝臓などに蓄えられている鉄(貯蔵鉄)の値だ。Aさんはいずれの値も低く、体内で血液の材料になる鉄が不足する「鉄欠乏性貧血」と診断された。

 鉄欠乏性貧血は、すべての年代で多いタイプだ。ダイエットや偏食、小食などで栄養バランスが崩れて鉄の摂取が足りなくなったり、体のどこかからじわじわと出血して鉄が失われたりして起こる。

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