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高齢者の貧血(1)似た症状 持病悪化と誤解

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高齢者の貧血(1)似た症状 持病悪化と誤解

愛用の手押し車を持ち、好子さんと話す天野さん(左)(6月、東京都府中市で)

 普段の生活を1階で過ごす東京都府中市の天野ふく江さん(93)は、2階の雨戸や窓の開け閉めのため、階段の上り下りを習慣にしている。気が乗らず2階に行かない日もあるが、雨が降ったりやんだりして何回も行き来する日もある。若い頃よりゆっくりだが、苦しくはない。同居する長女の好子さん(64)は「息切れがないのは、貧血治療のおかげかしら」と話す。

 昨年5月、貧血治療を始めた。かかりつけの榎本内科クリニック(東京都調布市)で、認知症の進み具合を調べる検査を受けたことがきっかけだった。

 「今日は何日ですか」

 「ここは何市ですか」

 正答した項目を足した点数は、半年前より30点満点で4点下がっていた。通常は1年間で、せいぜい2、3点の低下だという。

 認知症の進行を抑える薬も飲んでいたのに、何かおかしい。検査で質問した看護師から「意欲がみられなかった」との報告を受けた院長の榎本 睦郎むつお さんは、直近の血液検査の結果も照らし合わせ、「貧血の影響かもしれない」と考えた。

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