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ニュース・解説

手足口病 際立つ九州…7県警報レベル

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手洗い徹底 呼びかけ

 乳幼児らの手足や口に発疹ができる感染症「手足口病」が西日本を中心に流行の兆しを見せる中、九州7県の患者の多さが目立っている。7県とも定点医療機関を受診した1週間の平均患者数が警報レベルの5人を上回り、医療関係者は手洗いの徹底を呼びかけている。

 国立感染症研究所(東京)が6月25日に発表した6月10~16日の全国の患者数は、前週の1.4倍にあたる1万2707人で、同時期では過去10年間で最多。1医療機関あたりの平均患者数は佐賀県(16.91人)が最も多く、福岡、鹿児島県と続いた。7県とも全国平均(4.02人)を上回り、患者の大半は2歳以下が占めている。

 同研究所によると、九州に患者が集中している理由は不明。感染症に詳しい福岡県医師会の稲光毅理事(小児科)は「発疹などの症状が消えても、2~4週間は便にウイルスが排出される。せっけんでの手洗いを徹底するとともに、子ども同士でのタオルの共用を避けるなど注意してほしい」と呼びかけている。

 手足口病は、唾液の 飛沫ひまつ や排せつ物を触った手を介して感染する。発疹は3~7日程度で消えることが多いが、ごくまれに髄膜炎や脳炎といった合併症を引き起こす恐れがある。

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