ウェルネスとーく
医療・健康・介護のコラム
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4年前に体調を崩して入院
――大きなご病気の経験はありますか。
4年前に、おなかの調子を崩して、入院したことがあります。
体調を崩した原因は、食事だったと思います。食べたいときに食べられないし、長時間着物で動いてセリフを言って、座る時間もなく、食べるときも帯で締め付けていたりとか。そんな状態が4、5年続いたら、病気になりました。
病気って、ある日突然ではなく、原因があって体が悲鳴をあげているのに気づかず、放っておくとなるんですね。
女優業は体が資本で、誰も代わってくれません。舞台は絶対に穴をあけられません。はってでも仕事に行かないと、契約違反になってしまいます。健康管理しない女優なんていませんが、それでも体を壊すことはあります。みんなそうだから、俳優仲間で健康管理の話をすると、反応が早く、聞いた方法を翌日からすぐに実践する人もいます。
――食生活は和食中心ですか。
体を壊した時、医師に勧められるのは和食ですよね。元気なときは中華でもイタリアンでも食べられますが、入院中の病院食は、おかゆや、ジャガイモ、カボチャを煮たものとか、昔、親が作ってくれたような和食です。「人は弱ったら、こういうものが必要になるんだな」と思いました。
料理は全然得意じゃなくて、レパートリーのほとんどが和食です。帰宅して30分以内に作り終えて食べたいと思うので、なるべく手のかからないものにします。
最近は、「人はあまり食べないものなんだ」と気づきました。昔は、おかず3品以上にデザートとか、家でもフルコースを食べようとしていましたが、今はシンプルで、ごはん、みそ汁、漬物のほか、ちりめんじゃこ、のりなどが1品あればいい。料理のハードルはすごく低くなりました。人には出せないかもしれないですが、私にはそれで十分です。
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